18日間で5つのAWS認定資格を取得して得たもの

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SAPの認定を皮切りに短期間で5つのAWS認定資格をとることができました。

今回はそれぞれの認定の取得状況、所感、取得することで得たもの等をまとめていきたいと思います。

ちなみにSAP認定の話は以下の記事で紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

目次

取得状況と個人的な難易度

こんな感じです。

  • 3月はとにかく詰め込みました。笑
  • 「難易度」はあくまで個人的な観測で、経験と前提知識によって変わってくると思います
# AWS認定資格(※1) 点数 取得日 難易度
1 SAA 848 2018/07/28 ★★☆☆☆
2 SAP 873 2021/03/13 ★★★★★
3 CLF 905 2021/03/21 ★☆☆☆☆
4 SCS 891 2021/03/22 ★★★★☆
5 DVA 914 2021/03/26 ★★★☆☆
6 SOA 959 2021/03/30 ★★☆☆☆

※1

SAA: AWS Certified Solutions Architect - Associate (SAA-C01)

SAP: AWS Certified Solutions Architect - Professional (SAP-C01)

CLF: AWS Certified Cloud Practitioner (CLF-C01)

SCS: AWS Certified Security - Specialty (SCS-C01)

DVA: AWS Certified Developer - Associate (DVA-C01)

SOA: AWS Certified SysOps Administrator - Associate (SOA-C01)

取得経緯

元々、SAAは3年ほど前に取得していたのですが、実務にありつけず悶々とした日々を過ごしていました。 それからしばらくしてAWSのお仕事が舞い込み、EC2、S3、Lambdaなどの基本的なサービスを触ることができました。 そんな中でキャリア上、資格取得が必要になったことと、ちゃんと身になっているか証明したいと思っていたことを踏まえて、上位の認定資格に挑むことに決めました。

タイトルの18日はSAPの認定日を起点にカウントしているため若干、盛っています。笑

実際にはその前にSAPの勉強期間が1ヶ月ほどあるので、トータルで1ヶ月半ほどです。

各認定資格の所感と得たもの

SAA

  • 所感

    • ビジネスニーズや課題に対していかにAWSサービスを活用するかという知識が問われます
    • 初めてAWSを学び始めたのがこの資格だったので、マネージドサービスで安く早く作れる時代がきていることに感動を覚えた記憶があります
    • 個人的には仮想化基盤の経験があったので、オンプレの仮想基盤と紐づけて覚えていくのが楽しかったです
  • 得たもの

    • 絵が多く入った参考書を買って、VPC/EC2/S3などの初歩的な構成や設定からコツコツと覚えたことで基礎力がつきました
    • 取得自体はかなり前になりますが、今のAWSのお仕事とSAP認定のベースになったことは間違いないです

SAP

  • 所感

    • ビジネス的なユースケースに沿って、どうしたらAWSでお客様の要望を実現したり、課題を解決できるのか幅広い知見が問われます
    • やはり最難関と言われるだけあって一番苦労しましたが、一番取って良かったと思えた資格です
    • 基本的なサービスの実務経験があったので、それなりに戦えるのではないかと淡い期待を抱いていましたが、とにかく出題範囲が広いので全然カバーできていませんでした
    • 前述の記事でも書きましたが、とにかく問題を解きまくってAWS的なベストプラクティスやアンチパターンを頭に叩き込みましょう
  • 得たもの

    • 幅広いサービスの概要と、それらをどう使ったらよいかのベストプラクティスを学べたことが一番です
    • 「この組み合わせで上手くいくはず」、「これはアンチパターンだからやめておいた方がいいかも」などの嗅覚がつき、業務でも活きてきている実感があります
    • また、この認定資格の積み上げがあったおかげで、以降の資格取得がスムーズにいきました

CLF

  • 所感

    • AWSクラウドとはどんな存在なのかから始まり、どんなサービスをどんな用途で使えるのか、という基礎的なことを問われます
    • 入門レベルなので、初学者にもってこいです
    • アソシエイトホルダーは問題なく取れると思いますが、AWS上級者でも意外と答えられない掘り出し物の問題があるかもしれません
  • 得たもの

    • 新しいサービスや機能アップデートに気付くことができて、基礎の学び直しができました
    • 初めてAWSの勉強を始めたのが3年以上前だったので、AWSは日々進化しており学びを怠ってはいけないということに改めて気付かされました

SCS

  • 所感

    • SAPよりももう少し深いセキュリティ系のサービス全般の知識が問われます
    • 初めてのSpecialityでしたが、最後にボタンを押すまで合格した自信はありませんでした
    • SAPの知識でカバーできる部分もそれなりにありますが、苦手な範囲があればBlackBeltや書籍で補完してから臨むのがオススメです
  • 得たもの

    • セキュリティは全体的に苦手意識が高かったので、受かることで自信がつきました
    • 取得後にたまたま業務でセキュリティ系のAWSサービスの運用を検討する機会があり、知識を活かして検討を推進することができました

DVA

  • 所感

    • 主に開発者目線でどう作って設定したらよいかという知識が問われます
    • CLIのオプションなど実際にAWSを触ってないとピンとこないような問題が多いです
    • 実務経験がない人は無償アカウントを活用する、設定の動画をみるなどして、イメージを膨らますことが合格への近道だと思います
  • 得たもの

    • 業務上、「この設定って入ってないけど大丈夫かな?」という点検ができました
    • 個々のサービスに関してはアーキテクトよりも深い知識がつくため、実行上イメージが湧いていなかった構成提案等も自信をもって提案できるようになりました

SOA

  • 所感

    • 主に運用者目線でどう設定して上手く安定稼働させていくかという知識が問われます
    • 他のアソシエイトやSAPのベースメントがあれば、その応用で答えを導き出せる問題の割合が多い気がします
  • 得たもの

    • 基本的にはDVAとほぼ同じですが、トラブル時の挙動と対処が分かるようになり対応力があがります
    • 運用とセットで、どのような構成や設定にしておくべきか初期段階で考えられるようになることは非常に役に立つと思います


さて、次はDOPの取得を目指して勉強していきます!

もし取れたら、同じく取得を目指している方々の参考になるようにまた記事を書きたいと思います。


以上。